睡眠について

 

人生の30%以上は睡眠時間です。

そう考えると人間はかなりの時間を使っているように感じます。

 

では、睡眠時に身体に何が起こっているのでしょうか?

 

一つは脳を休息しストレスを解消しようとしています。

 

この時脳にストレスがたまりやすい方は眠る時間が長くなります(ロングスリーパ)

逆にストレスがたまりにくい方は眠る時間が短くなります(ショートスリーパー)。

睡眠は脳を深く眠らせて、精神的な疲労を回復する大切な営みなのです。

 

もう一つは身体の疲れを取ります

 

睡眠時には成長ホルモンが分泌されます。

成長ホルモンは、入眠後に現れるノンレム睡眠時に多く分泌されます。

成長期など、十分な睡眠をとり成長ホルモンを沢山分泌させることが成長の秘訣です。

また、成長ホルモンには肌や怪我、その他体組織の修復・再生、脂肪燃焼の働きがあり新陳代謝には大切な役割を担っています。

 

このように睡眠は身体と脳の調整を行っています。

 

私たちは、心身を健康に保つために良い睡眠をとる必要があるのです。

 

 

では良い睡眠とはどのような睡眠なのでしょうか?

 

それは簡単です。起きた時にスッキリ目覚めれているか、疲れが残っていないか、でわかります。要は脳や身体が休息できているかです。

 

睡眠には「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」があります。

「レム睡眠」は浅い眠りで筋活動は低下し、脳が活発に働いている状態です。

また、自律神経は不安定になり血圧・心拍・呼吸も不安定になります。


「ノンレム睡眠」は深い眠りで筋活動はみられ、脳が休息している状態です。

また、自律神経は安定し血圧・心拍・呼吸も安定し副交感神経が優位になります。

 

この二つの睡眠がバランスよく機能していることが重要です。

 

 

それだけ重要な睡眠時間、その間に何かできることはないでしょうか?

 

代表的なものは寝具。とくに枕が重要になります。


枕による効果は横になった際に頭頸部が安定させることです。

 

枕のメリットは一つは筋肉の負担が軽減すること。


もう一つは脳・脊髄神経がのばされたりし負担がかからないこと。

 

この二つの状態が安定していると筋肉・脳神経も休息しやすくなり睡眠の質が向上します。

 

では自分に合った最適な枕とはどういう枕でしょうか?次へ続きます。